医療通訳コースを受講しました

2019.07.20 /

この講座はバンクーバーの医療機関(クリニック)で開催さているもので、講師は現役の医療通訳の方です。
普段は体の部位の名称や症状の表現の仕方、病名、診断名を学んだり、クリニックでの医師と患者さんのやりとりをシュミレーションして勉強しました。週に1回カナダ人の英語教師がいらして、3人で日本人医師、日本語を話せない患者さん、医療通訳のロールプレイをしました。内科、整形外科、耳鼻咽喉科、皮膚科、眼科、精神科、婦人科や泌尿器科について、広く学びました。またカナダの医療制度についても学びました。
最後の授業では修了テストがありました。

私は将来医師を目指しています。医学部1学年を終えたところでこの講座を受講したのですが、1年生は一般教養の授業がほとんどで、医学の知識はほとんどありません。この講座は将来医療通訳を目指す人や興味がある人のためのもので、参加者は看護師やもと医療従事者が多いそうです。

講座ではたくさんの語彙を学びました。医学部2学年から始まる解剖学を少し自分で勉強していたのですが、その内容と重なる部分があり、モチベーションになりました。好きな英語を通して医学に触れたことがやる気につながったのだと思います。

私は今回の留学は午前中に語学学校に通いました。クラスメートに1人医学部を卒業したスイス人の学生がいました。講座の内容を思い出しながら、彼女と病気について話したり、また先生が彼女と医療倫理について話し合う機会を設けてくれ、それもすごく貴重な経験になりました。またそのたびに、もっと医学の知識があればなあと思いました。講座内容が直接、将来医学論文を読むといった機会に役立つのはもちろんですが、今後の大学での授業の意欲になるというのが、受講の一番の成果だと思います。

他にもロールプレイをしたり、実際薬局に行って薬を探すという宿題が出たりと、すごく実践的な内容で楽しかったです。今までのように英語そのものを学ぶだけでなく、英語を使って何かするというのは私にとって特別な経験です。カナダの生活を、それも医療に関わることについて、経験でき、本当に良かったです。また、カナダの医療制度について学んだり、医療通訳という医療従事の仕方について知ることも、私の視野を広げました。クリニックでの出来事などの小話も、面白かったです。

カナダでの経験を、今後の勉強に役立てていきたいと思います!

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